苦しいのに株高7つの理由|インフレで生活が苦しいのに株価が上がるのはなぜ?

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苦しいのに株高7つの理由|インフレで生活が苦しいのに株価が上がるのはなぜ?

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苦しいのに株高7つの理由|インフレで生活が苦しいのに株価が上がるのはなぜ?


スーパーへ行くたびに、値段が上がっている。

電気代の請求書を見るたびに、ため息が出る。

「今月も生活費が足りないかも……」

そんな不安を抱えながらスマホを開くと、ニュースに飛び込んでくるのはこんな見出し。

「日経平均、最高値を更新」

え?

みんな苦しいのに、なんで株だけ上がるの?

おかしくない?

矛盾してない?

この違和感、ずっと気になっていませんでしたか?

実は、この「矛盾に見える現象」には、ちゃんとした理由があります。

しかも理由を知ると、「あ、そういうことか!」と思うだけでなく、「じゃあ自分はどうすればいいの?」という答えまで見えてきます。

今回は、インフレと株価の関係を、難しい言葉を一切使わずに解説していきます。

最後まで読むと、ニュースの見え方が変わります。


Q. なぜインフレなのに株価は上がるの?

結論から言うと、「生活者の苦しさ」と「投資家の利益」は、まったく別の話だからです。

詳しくは、この後じっくり説明していきます。


第一章|あなたは”経済”を一つのものだと思っていませんか?

まず、最初に大事なことをお伝えします。

「経済」と聞くと、なんとなく「社会全体のお金の流れ」というイメージがありますよね。

でも実は、同じ「経済」の中に、全く違う世界を生きている3人がいます。


Aさん:田中さん(会社員・家計を守る側) スーパーの値上がりを毎週肌で感じている。食費を削り、光熱費を節約している。

Bさん:食品会社の社長(企業側) 原材料費が上がったから、商品の値段を上げた。おかげで売上が増え、利益も増えた。

Cさん:Bさんの会社に投資している人(投資家側) 食品会社の利益が増えたと知り、株を買い増した。


同じ「値上げ」という一つの出来事が起きたのに——

田中さんは「苦しい」と感じ、

食品会社は「儲かった」と思い、

投資家は「チャンス」と動く。

「経済」は一枚岩ではなく、立場によってまったく違う顔を持っている。

これが、「生活は苦しいのに株価は上がる」という現象の、一番根っこにある答えです。


第二章|株価は「今」ではなく「未来」を買っている

ここが、多くの人が知らない株の本質です。

株価は、今日の景気を反映していません。

少し考えてみてください。

たとえば、あなたが100円のたこ焼きを売るお店を開くとします。

今は赤字です。でも、来年には黒字になる見込み。3年後には支店を5店舗展開する計画がある。

このお店を「今、1万円で買いませんか?」と言われたら、あなたはどう考えますか?

「今は赤字でも、3年後には大きく成長するなら買いたい」と思いますよね。

株も、まったく同じです。

投資家は今日の業績を見ているのではなく、3年後・5年後の利益を予測して、今の株価に値をつけているのです。

だからインフレで企業の売上が伸びれば、「この会社は将来もっと成長する」と判断されて、今の株価が上がる。

現実の生活の苦しさと、株価の動きがズレるのは当然のことなんです。


第三章|実はインフレで一番損するのは「現金」です

ここが、この記事で一番お伝えしたいことです。

「やっぱり現金が一番安全だよね」

そう思っている方に、少し衝撃的な話をします。


**2015年に100万円を銀行の普通預金に預けた「さとうさん」**と、

同じ100万円を資産に変えた「なかむらさん」

10年後の2025年、二人の資産はどうなったでしょうか?


実は、日本の消費者物価指数(CPI)を見ると、2020年から2025年の5年間だけで物価は約12%上昇しています(総務省統計局データより)。2022年以降は特に値上がりが加速し、食料品や光熱費を中心に私たちの生活コストは大きく膨らみました。

インフレ率を年平均2〜3%と仮定すると——

100万円の「現金の価値」は、10年で約80万円相当まで目減りするのです。

お金の金額は変わっていない。でも、そのお金で買えるものが減っている。

これが「インフレで現金が損する」という意味です。

銀行の普通預金金利は長らく0.001%前後でした(現在は若干改善されていますが、インフレ率には遠く及ばない水準です)。

つまり、さとうさんは「お金を守っているつもりで、実は毎年少しずつ損をしていた」ことになります。

一方、インフレ時に株や不動産などの「資産」を持っていたなかむらさんは、物価が上がるとともに資産の価値も上がりやすい。

インフレで得する人は、資産を持っている人。損する人は、現金だけを持っている人。

これが、お金持ちがお金持ちになり続ける仕組みの本質です。


Q. 現金だけ持っているとどうなる?

答えはシンプルです。

物価が上がるたびに、そのお金で買えるものが少なくなっていきます。

「貯金しているのに、なぜか生活が楽にならない」と感じている方——もしかしたら、インフレによるお金の目減りが原因かもしれません。


第四章|あなたが毎日払っている「値上げ分」は、誰の利益になっている?

さて、ここで少し視点を変えてみましょう。

あなたが毎月支払っている、食費・光熱費・日用品の値上がり分。

そのお金は、どこへ行くのでしょうか?


値上がり分のお金

企業の売上が増える

企業の利益が増える

株価が上がる

株を持っている人(株主)の資産が増える


そうです。

あなたが値上げに苦しんでいる間、誰かはその値上げで豊かになっているのです。

田中さんは毎月の食費が3,000円増えて苦しい。

でも、その3,000円は食品会社の利益になり、食品会社の株を持っている投資家の資産を増やしている。

これが、インフレと株価の上昇が同時に起きるカラクリです。

そして、このことに気づくと、一つの疑問が生まれます。

「じゃあ、自分も値上げを”払う側”から”受け取る側”になれないのか?」

その答えが、次の章にあります。


第五章|お金持ちは給料ではなく「資産」で豊かになる

「働けばお金は増える」——これは正しいですが、限界があります。

人間が働ける時間には限りがあるからです。

一方で、資産は24時間365日、あなたの代わりに働いてくれます。


**労働所得(給料)**とは、あなたが時間と体力を使って稼ぐお金のこと。

**資産所得(配当・家賃収入・値上がり益など)**とは、あなたが持っている「資産」が生み出すお金のこと。


お金持ちの多くは、給料だけでなく資産所得も持っています。株の配当金、不動産の家賃収入、投資信託の値上がり益——こうした「お金がお金を生む仕組み」を持っているかどうかが、長期的な豊かさを決める大きな要因になっています。

「なぜ学校でこれを教えてくれなかったのか」——そう感じる方も多いはずです。

日本の学校教育では、長い間、お金の使い方や投資の基本を教えてきませんでした。「お金の話は汚い」「投資は怖い・危ない」という文化的な空気もありました。

その結果、多くの日本人が「貯金だけが安全」という思い込みのまま大人になってしまいました。

でも、時代は変わっています。


Q. インフレで得する人は?

資産(株・不動産・投資信託など)を持っている人です。

物価が上がれば企業の売上も上がり、株価にも反映されやすい。現金だけを持っている人は、物価上昇の分だけ実質的に損をしています。


第六章|だから「新NISA」が話題になっている

2024年1月からスタートした新しいNISA制度(新NISA)。

ニュースでよく耳にするけれど、「なんか難しそう」「自分には関係ない気がする」と感じている方も多いのではないでしょうか。

でも、新NISAが生まれた背景を知ると、見え方が変わります。


新NISAとは何か?

一言で言うと、「投資で得た利益に税金がかからない、国が用意した特別な口座」です。

通常、株や投資信託で利益が出ると、約20%の税金がかかります。

でも新NISA口座を使えば、その税金がゼロになります。

年間360万円(つみたて投資枠120万円+成長投資枠240万円)まで非課税で投資でき、生涯の非課税投資枠は最大1,800万円。しかも非課税期間は無期限です。


では、なぜ政府はここまで大きな制度を用意したのでしょうか?

答えは、「国民に投資を始めてほしいから」です。

日本の社会保障制度(年金・医療・介護)は、少子高齢化が進む中でどんどん維持が難しくなっています。

「老後は年金だけで大丈夫」という時代は、すでに終わっています。

政府は「国民一人ひとりが自分で資産を育てる必要がある」と判断し、そのための仕組みとして新NISAを整備したのです。

国が「投資してください」と言っている。それが新NISAです。


第七章|今日から始められる7つのアクション

ここまで読んでいただきありがとうございます。

「でも、何から始めればいいの?」という方のために、やりやすい順番でまとめました。


①まず家計を「見える化」する(今日できる)

家計簿アプリを使って、今月何にいくら使っているかを確認してみましょう。

「投資に回せるお金」は、固定費を見直すことで生まれることがほとんどです。


②「お金の本」を1冊読む(今週できる)

投資の世界は知識がすべての入口です。初心者向けの本を1冊読むだけで、見える景色がガラッと変わります。

「お金の大学」「敗者のゲーム」などの定番本から始めるのがおすすめです。


③「投資信託」という言葉に慣れる(今月中に)

投資信託とは、多くの人のお金をまとめてプロが運用してくれる商品です。

1本買うだけで、世界中の何百・何千もの企業に分散投資できます。リスクを抑えながら始められる、初心者に最適な方法です。


④証券口座を開設する(今月中に)

新NISAを使うには、まず証券会社に口座を開設する必要があります。

ネット証券(SBI証券・楽天証券など)は、スマホで15〜30分ほどで開設できます。口座を開くだけなら、まだ何も買わなくてOKです。


⑤月1,000円から積み立てを始める(来月から)

「まとまったお金がないと投資できない」は誤解です。

新NISAのつみたて投資枠は、月100円から始められる証券会社もあります。

大切なのは金額より「続けること」。小さく始めて、慣れてきたら金額を増やしていけばOKです。


⑥「複利」の力を知る(ゆっくりでいい)

投資で得た利益を再び投資に回すことで、お金がどんどん育っていく「複利」の仕組みを学んでみましょう。

時間が経てば経つほど大きくなる——だから、早く始めるほど有利です。


⑦「給料」以外の収入源を考える(長期的に)

副業・配当・不動産投資など、労働所得以外の収入を持つことを意識し始めましょう。

最初は小さくてOK。「資産を育てる側」に立つという意識を持つことが、最初の一歩です。


Q. 今始めるなら何を勉強すればいい?

まずは「インフレとお金の価値の関係」「投資信託の仕組み」「新NISAの使い方」の3つを学ぶのがおすすめです。難しい本は後回しでOK。初心者向けの入門書やYouTubeで十分です。


まとめ|生活が苦しいのに株高は「矛盾」ではなかった

最後に、この記事の核心をまとめます。


  • 経済は「家計・企業・投資家」の3層でできており、それぞれ異なる動きをする
  • 株価は「今」ではなく「3〜5年後の未来」に対する期待を映している
  • インフレで一番損するのは「現金だけを持っている人」
  • 値上げ分は最終的に企業利益になり、株主の資産を増やす
  • お金持ちは「資産所得」でも豊かになっている
  • 新NISAは、国が国民に「資産を持つ側」へ変わることを促す制度
  • 今日からできることは、家計の見直しと口座開設だけ

「生活が苦しい理由」と「株価が上がる理由」は、実は矛盾していませんでした。

同じコインの裏と表。

値上げを「払う側」にいるか、「受け取る側」にいるか——その違いだけです。

あなたが今日この記事を読んだことは、「受け取る側」へ動き出すための最初の一歩です。

お金の勉強は、遅すぎることはありません。

でも、早ければ早いほど有利なのも事実。


※本記事は情報提供を目的としており、特定の金融商品への投資を推奨するものではありません。投資にはリスクが伴いますので、ご自身の判断と責任においてご検討ください。

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