NISA2800万の真実——「口座を持つ人」と「資産が増える人」は、実は別物です

Widget Area
見出し画像

NISA2800万の真実——「口座を持つ人」と「資産が増える人」は、実は別物です

画像

NISA2800万の真実——「口座を持つ人」と「資産が増える人」は、実は別物です

「給料はなかなか増えない」「でも物価は上がる」「NISAをやっておいた方がいいらしい」「でも投資に回すお金の余裕がない」——そんなふうに感じたことはありませんか。

NISAを始めれば、なんとなく将来は安心なのだろうか。そう思いながらも、どの商品を買えばいいのか分からず、結局後回しにしている人も多いはずです。

でも、実はここで一つ疑問があります。「何に投資するか」を考える前に、「投資できるお金をどうやって生み出すか」を考えた方がいいとしたらどうでしょうか。

この記事を読み終える頃には、働くことと投資することが、頭の中で一本の線につながっているはずです。順番に、一緒にほどいていきましょう。

NISA2800万口座で日本人は豊かになったのか?

結論から言うと、口座数の増加は「日本人全体の資産が増えた」ことを意味しません。 NISA口座数は2025年12月末時点で約2826万口座(2825万5664口座)に達し、前年比10.4%増というペースで伸び続けています。制度が始まった2023年12月末の約2125万口座と比べると、2年間で700万口座以上も増えた計算です。

ここまで聞くと、「日本人はどんどん資産形成に成功しているのでは?」と思いたくなります。ところが、意外な事実があります。同じ調査によれば、2025年中に一度も買い付けをしなかった「未稼働口座」の割合は約37%、口座数にして約1044万口座にのぼります。つまり、NISA口座を持つ人のおよそ3人に1人以上が、口座を開いただけで一円も投資していないのです。

理由はここにあります。NISAはあくまで「投資で得た利益を非課税にできる制度」であって、「利益そのものを保証する制度」ではありません。口座を開設したというニュースは目立ちますが、そこにお金を入れて働かせなければ、資産は1円も増えません。

つまり最初の「あっと驚くポイント」はこれです。NISA口座数の増加は、日本人の投資への関心の高まりを示してはいても、資産形成の成功を保証する数字ではないということ。ここから、本当に考えるべき問いが見えてきます。

投資より先に考えるべき「元本」の正体

投資の話になると多くの人は利回りに注目しますが、その前に見るべき数字は「元本」、つまり投資に回すお金そのものです。 そしてこの元本は、たいてい「働いて得た収入から生活費を引いて残ったお金」からしか生まれません。

具体的な数字で比べてみましょう(以下は理解のための単純化した試算で、将来の運用成果を保証するものではありません)。

  • すでに100万円を持っていて、年5%で運用できた場合 → 1年後の増加分は約5万円
  • 元手はゼロでも、働いて毎年新たに100万円を投資に回せる場合 → 1年目の入金額は100万円

資産形成のごく初期の段階では、「利回りの差」よりも「毎年いくら入金できるか」の方が、金額へのインパクトが大きくなる場合があります。多くの人が注目するのは利回りですが、実は順番が逆で、まず見るべきなのは「自分がどれだけ元本を生み出せるか」なのです。

そしてその元本を生み出す力の源は、金融資産ではなく、あなた自身の「働く力」にあります。

あなた自身が最初の「資産」である

通帳の残高がゼロでも、あなたはすでに資産を持っています。 それは、知識・経験・資格・人脈・信用・仕事のスキル・健康・働ける時間といった「人的資本」です。

30〜50代のビジネスパーソンにとって、これはとても重要な視点です。もし自分の月収を1万円、3万円、5万円と増やすことができれば、それはそのまま投資に回せる元本を増やすことに直結します。つまり、転職・副業・資格取得・スキルアップといった行動は、すべて「自分自身への投資」として整理できるのです。

(仮の例)38歳の会社員Aさんは、副業で月2万円の収入を得られるようになりました。生活費は変えずに、その半分の1万円を毎月NISAのつみたて投資枠に回すことにしました。これは、Aさんが自分の人的資本を働かせて、新たな投資元本を生み出した例といえます。

ここで、記事の中心となる考え方に入っていきます。

働くお金と、働いてくれるお金

「自分が働く」ことと「お金に働いてもらう」ことは、対立する選択肢ではありません。同じ資産形成の循環の中にある、役割の違う2つの動きです。

整理すると、こういう流れになります。

自分が働く → お金が生まれる → 一部を残す → 残したお金にも働いてもらう → 将来、自分だけが働かなくてもよい状態に少しずつ近づく

「自分が働く」とは、時間と能力を使って今のお金を作ること。「お金が働く」とは、投資した資金が企業活動や経済活動に参加し、その成果を受け取る可能性を持つことです。

ここで一つ疑問が浮かびます。「働くことから逃げるために投資するべきなのか?」——答えはNOです。むしろ発想はこうです。自分一人だけに頼っていた家計を、「自分+お金」の二人三脚に変えていく。ここで、働くことと投資が一本につながります。人生の前半では人間が主に働き、時間の経過とともに、お金にも働いてもらう割合を少しずつ増やしていく。これが、この記事でいちばん伝えたい「あ、そういうことか」のポイントです。

なぜ30〜50代こそ「働き方×投資」なのか

30〜50代は、住宅・教育費・老後・親の介護・転職・健康など、複数のお金の課題が同時に押し寄せる年代だからこそ、「稼ぐ力」と「増やす力」の両方が必要になります。

だからこそ、高いリターンだけを狙うのではなく、次のような循環を意識することが大切です。

収入を維持・向上させる → 生活防衛資金を確保する → 余剰資金を作る → 長期・積立・分散を基本に投資する → 再び自分の能力や収入にも投資する

この循環のどこか一箇所だけを頑張っても、資産形成は思ったほど進みません。稼ぐ力と増やす力、両方を少しずつ育てていく発想が必要です。

投資100万円より価値のあるものがある?

ここで一つ、強い問いを立ててみます。もし「100万円の金融資産を持つ人」と「毎年新たに100万円を生み出せる働き方をしている人」がいたら、どちらが強いでしょうか。

答えを単純にどちらか一方に決めることはできません。前者は「金融資本」、後者は「人的資本」を持っている状態です。そして実は、最も強いのは「稼ぐ力」と「運用する力」の両方を併せ持つことです。

金融資本はお金そのものの量、人的資本はお金を生み出す能力のこと。多くの人は金融資本(いくら貯めたか、いくら増えたか)にばかり目が行きますが、人的資本(自分がどれだけ稼ぎ続けられるか)は、意外と見落とされがちです。この2つは、どちらか一方ではなく、両輪として育てていくものです。

NISAの本当の価値は「楽して儲ける」ことではない

NISAは一発逆転の投資制度ではなく、「自分が働いて作ったお金の一部を、将来の自分のために長く働かせるための器」です。

NISAの最大のメリットは、投資で得た利益が非課税になること。通常であれば利益に約20%の税金がかかるところが、NISA口座内であればかかりません。長期でコツコツ積み立てる投資との相性が良い制度として設計されています。

一方で、投資である以上、元本割れの可能性はゼロではありません。非課税というメリットは、あくまで「利益が出た場合に効いてくる仕組み」であり、利益そのものを保証するものではないという点は、初心者ほど押さえておきたいポイントです。

今日からできる「お金の働き方改革」

まず必要なのは、新しい投資商品を探すことではなく、自分の家計と収入の現在地を確認することです。

今日からできる、具体的なステップです。

  1. 1か月の手取り収入を確認する
  2. 固定費・変動費を整理する
  3. 毎月いくら残せているかを確認する
  4. 収入を月1万円増やす方法を3つ考えてみる(副業、資格、転職、社内評価の見直しなど)
  5. 生活防衛資金(生活費の3〜6か月分が目安とされることが多い)を確保したうえで、余剰資金の一部を長期的な資産形成に回す
  6. 半年に一度、「自分の収入」と「お金から生まれる収益」の両方をチェックする

大切なのは、無理に投資額を増やすことではなく、自分のリスク許容度に合わせて、少しずつ習慣にしていくことです。

よくある質問

Q. NISAを始めればお金持ちになれますか? NISAはあくまで利益を非課税にする制度であり、お金持ちになることを保証するものではありません。まずは自分の収入と支出を把握し、無理のない範囲で長期的に続けることが土台になります。

Q. 働くことと投資ではどちらが大切ですか? どちらか一方ではなく、両方が必要です。特に人生の前半は「働いて元本を作る力」が資産形成の土台になり、時間の経過とともに「お金に働いてもらう部分」の比重を増やしていく考え方が現実的です。

Q. 投資する余裕がない人は何から始めるべきですか? まずは家計の固定費・変動費を整理し、毎月いくら残せているかを確認することから始めます。そのうえで、収入を少しずつ増やす工夫(副業やスキルアップなど)を並行して考えるのが近道です。

Q. 30代・40代・50代から投資を始めても遅くありませんか? 遅すぎるということはありません。年代によって使える時間や取れるリスクは異なりますが、いずれの年代でも「まず生活防衛資金を確保し、余剰資金の範囲で長期・積立・分散を意識する」という基本は共通しています。

Q. 人的資本とは何ですか? 知識・経験・資格・人脈・信用・仕事のスキル・健康・働ける時間など、お金を生み出す元になる自分自身の能力のことです。金融資産(金融資本)と対になる考え方で、収入を増やす努力はすべて人的資本への投資といえます。

まとめ

NISA口座は2825万を超えましたが、その約37%は一度も買い付けがない「未稼働口座」でした。口座を持つことと、資産が増えることは、やはり別の話だったのです。

この記事で伝えたかったのは、「NISAで何を買うか」の前に、「自分がどうやって投資できるお金を生み出すか」を考える必要がある、ということでした。働くことと投資することは、対立するものではなく、同じ資産形成という流れの中にある、役割の違う2つの動きです。自分が働いてお金を作り、そのお金にも働いてもらう——この2つを、少しずつ育てていけばいいのです。

まずは今月、自分がいくら稼ぎ、いくら残し、そのうちいくらを未来に回せるのか。それを確認するところから始めてみませんか。


画像



PR:
生成AIを活用して作成したマンガ、書籍と執筆した本(Kindle Unlimited ユーザーは無料で購読できます)是非、手に取ってみてもらえると。

40代から始めるキャリア・リスキリング予備校の教科書: 今からでも間に合う!人生100年時代の最強転身メソッドamzn.to

499円(2026年09月13日 07:10時点 詳しくはこちら)

Amazon.co.jpで購入する

マンガでわかる成功の方程式: キャリアと人生のバランスamzn.to

499円(2026年09月13日 07:10時点 詳しくはこちら)

Amazon.co.jpで購入する

マンガでわかる人望の集め方、心理学の秘訣amzn.to

399円(2026年09月13日 07:10時点 詳しくはこちら)

Amazon.co.jpで購入する


AIに関する無料相談のご案内(会社名AIdeasHD LLC)
生成AIを活用したさまざまな日常業務の改善による生産性向上を提案しております。
ご興味がある方は
こちら
もしくは
aideashd@gmail.comからご相談ください。
無料でご相談いただけます。

著者紹介(橋本 正人)
著者は、AIの活用で企業業務に従事してきており、その後、独立しプロンプトの技術であるプロンプトエンジニアを取得し、生成AIを活用したさまざまな日常業務の改善による生産性向上を提案しております。
AIのことをメインにしてますが、AIにはできない想像力豊かなアイデアで独特な絵を描くGiftedなレンくん(保育園から書いていてちょっと有名?今は2年生でも展示会に出品されるなどでちょっと有名?)が書いたほのぼのとした作品をYou Tubeで公開しています。
よかったらみてみてください!
ほのぼの画家Renくん
https://www.youtube.com/@HeartwarmingPainterRen

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です