

「今の会社にいても、給料はあまり上がらない気がする」 「でも子どももいるし、転職で失敗したら家族に迷惑がかかる」 「NISAは始めたけど、これで本当に足りてるの?」
30代になると、こうした悩みが一度にやってきます。キャリアのこと、子どもの教育費、住宅ローン、そしてまだ先なのに気になる老後のお金。独身のころは「なんとかなる」で済んでいたことが、家族ができると急に重くなりますよね。
結論から言います。30代の転職は、家族の資産を一気に増やすチャンスです。 ただし、増えた収入を「投資に回す仕組み」とセットにした場合に限ります。
この記事では、転職と投資を組み合わせて家族に1000万円を残すための5つの習慣を、最新のデータとあわせて紹介します。読み終えるころには、今日から何をすればいいかがはっきりしているはずです。
最初に、30代の家庭が今どんな状況にいるのかを見ておきましょう。
二人以上世帯で世帯主が30代の場合、金融資産の平均は約1,096万円です。この数字を見て「えっ、みんなそんなに持ってるの?」と焦った方もいるかもしれません。
でも安心してください。ちょうど真ん中の世帯の金額(中央値)は約311万円です。さらに、金融資産をまったく持っていない世帯が約17.6%、つまり6世帯に1世帯あります。
平均値は、一部の資産が多い家庭に引っぱられて高く出ます。実感に近いのは中央値の311万円のほうです。
ここで視点を変えてみましょう。1000万円は、30代の中央値の約3倍です。 つまり家族に1000万円を残せれば、同世代の中でも上位の資産を持つ家庭になれます。夢物語ではなく、「ちゃんと狙えば届く」目標です。
子ども1人を幼稚園から大学まで通わせると、すべて公立でも約820万円、すべて私立なら約2,200万円以上かかると言われています。
しかも教育費は、高校・大学のタイミングで一気に必要になります。「そのときになったら考えよう」では間に合いません。30代のうちに準備を始めた家庭と始めなかった家庭では、10年後に大きな差がつきます。
不安な話が続いたので、ここからは明るいニュースです。
2025年の正社員の転職率は7.6%で、2018年以降で最も高い水準になりました。30代に限ると9.0%、およそ11人に1人が1年のうちに転職しています。転職はもう特別なことではありません。
そして注目したいのが年収です。転職した人のうち64.1%が年収アップを実現していて、平均アップ額は約109万円。35〜39歳では平均約131万円も上がっています。
「転職すると年収が下がる」という話は、もう昔のイメージです。
ここに大きな落とし穴があります。
年収が上がると、人は自然と生活のレベルを上げてしまいます。少しいいマンションに引っ越す、外食が増える、車を買い替える。こうして、増えた収入は気づかないうちに生活費に消えていきます。
さらに、転職の「すきま」には見えにくい損失が隠れています。この後の習慣3でくわしく紹介しますが、転職のたびに知らずにお金を失っている人が約138万人もいるのです。
【架空のケース】Aさん一家(夫35歳・妻33歳・長女4歳) 夫がメーカー営業からIT企業へ転職し、年収が550万円から680万円にアップ。ところが1年後、貯金はほとんど増えていませんでした。原因は、引っ越しで家賃が月3万円上がったこと、外食や趣味の出費が増えたこと、そして前職の企業型DCを手続きせずに放置していたことでした。
Aさん一家は特別な例ではありません。ここから紹介する5つの習慣は、まさにこの「もったいない」を防ぐためのものです。
家族のお金を守る転職は、求人を探す前の「家族会議」から始まります。
転職は自分ひとりのことではなく、家族全員の生活に関わります。だからこそ、パートナーと次の3つを話し合っておきましょう。
生活防衛資金は、生活費の6か月分がひとつの目安です。月の生活費が30万円なら180万円になります。
これがあると、転職活動に余裕が生まれます。焦って条件の悪い会社に決めることもなくなりますし、年収交渉でも強気に出られます。お金の余裕は、心の余裕なのです。
今日のアクション:家族で「月の生活費はいくらか」を確認し、その6か月分が手元にあるかチェックしましょう。
年収アップ分を貯めるコツは、「使う前に、先に投資へ回す」ことです。
年収が109万円上がった場合、税金や社会保険料を差し引くと、手取りの増加はおよそ7割強、月にすると6万円前後になります。
この手取りの増加分を、まるごと生活費に溶かすか、投資に回すか。ここが家族の未来を分けます。
たとえば月5万円を年4%で運用できた場合、13年後には約1,020万円になる計算です(元本は780万円)。転職による年収アップ分だけで、1000万円の目標に届いてしまいます。
コツは、給料日にお金が自動で投資に回る仕組みをつくることです。
人は、一度上げた生活レベルを下げるのがとても苦手です。だからこそ、生活レベルが上がる前に仕組みをつくってしまうのがポイントです。
今日のアクション:証券口座のつみたて設定画面を開き、「年収アップ後の新しい積立額」を決めておきましょう。
ここがこの記事でいちばん伝えたいポイントです。転職で最も損をするのは、年収交渉の失敗ではなく、退職後の「放置」です。
会社で企業型DC(企業型確定拠出年金)に入っていた人は、退職すると、その資産を転職先の企業型DCやiDeCoに移す手続きが必要です。
ところが、退職した翌月から6か月以内に手続きをしないと、資産は自動的に国民年金基金連合会へ移されてしまいます。これを**「自動移換」**といいます。
自動移換になると、次のようなデメリットがあります。
この自動移換の状態になっている人は約138万人、放置された資産は約3,300億円にのぼります。転職が当たり前になった今、これは他人事ではありません。
「企業型DCに入っていたかどうか覚えていない」という人もいるはずです。前の会社の給与明細や、加入時に届いた書類を確認してみてください。
今日のアクション:前職の企業型DCの有無を確認し、まだ移していなければ移換の手続きを始めましょう。
投資は「どの制度で、何のために」を決めると、ぐっと迷わなくなります。
おすすめは、目的ごとに制度を分ける考え方です。
目的使う制度理由教育費・住宅資金(10〜15年後)新NISAいつでも引き出せる。利益に税金がかからない老後資金(60歳以降)iDeCo掛金が所得から差し引かれ、税金が安くなる
新NISAは、年間360万円・生涯1,800万円まで非課税で投資できます。しかも枠は夫婦それぞれにあります。共働きなら、2人分の枠を使えるのは大きな強みです。
そして見逃せないのが、2026年12月からのiDeCoの改正です。企業年金のない会社員の場合、掛金の上限が月2.3万円から月6.2万円へと大きく上がります。転職でiDeCoの手続きをするなら、このタイミングで掛金も見直しましょう。
さらに、18歳未満でもNISAのつみたて投資枠が使えるようになる見込みです(年60万円・総額600万円まで)。子ども名義で教育費を準備できる選択肢が増えるので、今後の動きにも注目しておきたいところです。
今日のアクション:夫婦それぞれのNISA・iDeCoの利用状況を書き出し、「教育費用」「老後用」に色分けしてみましょう。
資産形成は、始めることより「続けること」のほうが難しいものです。
そこで、年に1回、家族でお金の棚卸しをする日を決めましょう。おすすめは、年末やボーナスの時期、または子どもの誕生日です。
チェックするのは次の4つだけで十分です。
とくに児童手当は、2024年10月から所得制限がなくなり、高校生の年代まで受け取れるようになりました。第1子なら、0歳から高校卒業までで合計約234万円になります。
これを生活費に混ぜずに、そのまま教育費として積み立てるだけでも、大きな力になります。年収が上がっても児童手当は減らないので、転職で年収が上がった家庭ほど、この「もらったお金をそのまま積み立てる」効果は大きくなります。
今日のアクション:カレンダーに「家族のお金の棚卸しの日」を1日登録しましょう。
転職した人の64.1%が年収アップを実現していて、平均アップ額は約109万円です。35〜39歳では平均約131万円上がっています。ただし職種や業界によって差があるため、転職エージェントなどで自分の市場価値を確かめてから動くのがおすすめです。
前職で企業型DCに入っていた場合は、退職した翌月から6か月以内に、転職先の企業型DCかiDeCoへ資産を移す手続きをしましょう。手続きしないと「自動移換」になり、運用が止まって手数料だけが引かれていきます。
教育費は新NISAで準備するのが基本です。iDeCoは原則60歳まで引き出せないため、教育費には向きません。NISAなら必要なときにいつでも引き出せて、利益にも税金がかかりません。
二人以上世帯で世帯主が30代の場合、金融資産の平均は約1,096万円、中央値は約311万円です。平均は一部の資産が多い世帯に引っぱられるので、実感に近いのは中央値です。
年4%で運用できると仮定した場合、月5万円の積立で約13年後に約1,020万円になる計算です。転職による年収アップ分(手取りで月6万円前後)をそのまま投資に回せば、十分に狙える金額です。
ここまで読んでくださったあなたは、もう気づいているはずです。
転職で家族のお金を増やせるかどうかは、転職先の年収ではなく、転職の「前後」に何をするかで決まります。
もう一度、5つの習慣をおさらいしましょう。
全部を一度にやる必要はありません。まずはひとつで大丈夫です。
おすすめは、今夜パートナーと「わが家のお金の話」を10分だけすることです。「転職したらどうする?」「NISAって今いくら入ってる?」そんな一言から、家族の1000万円への道が始まります。
10年後、子どもの進学のときに「あのとき始めておいてよかったね」と笑い合えるように。今日が、そのはじまりの日です。

PR:
生成AIを活用して作成したマンガ、書籍と執筆した本(Kindle Unlimited ユーザーは無料で購読できます)是非、手に取ってみてもらえると。
40代から始めるキャリア・リスキリング予備校の教科書: 今からでも間に合う!人生100年時代の最強転身メソッドamzn.to
499円(2026年10月01日 06:37時点 詳しくはこちら)
マンガでわかる成功の方程式: キャリアと人生のバランスamzn.to
499円(2026年10月01日 06:37時点 詳しくはこちら)
399円(2026年10月01日 06:37時点 詳しくはこちら)
AIに関する無料相談のご案内(会社名AIdeasHD LLC)
生成AIを活用したさまざまな日常業務の改善による生産性向上を提案しております。
ご興味がある方は
こちら
もしくは
aideashd@gmail.comからご相談ください。
無料でご相談いただけます。
著者紹介(橋本 正人)
著者は、AIの活用で企業業務に従事してきており、その後、独立しプロンプトの技術であるプロンプトエンジニアを取得し、生成AIを活用したさまざまな日常業務の改善による生産性向上を提案しております。
AIのことをメインにしてますが、AIにはできない想像力豊かなアイデアで独特な絵を描くGiftedなレンくん(保育園から書いていてちょっと有名?今は2年生でも展示会に出品されるなどでちょっと有名?)が書いたほのぼのとした作品をYou Tubeで公開しています。
よかったらみてみてください!
ほのぼの画家Renくん
https://www.youtube.com/@HeartwarmingPainterRen